教員の腰痛・背中の張り

目次
1、症状と状況
5月の運動会で、競技の準備のため、重いものを持ったとき、「ウッ」と息が詰まるような痛みが腰から背中にかけて走った。
その場は何とか耐えられたが、その日ずっと苦しく、重だるい痛みがあり、翌日もそれは変わらなかった。
教員仲間から聞かされていた話しを思い出し、当院に来院。
2,分析
腰が痛いと訴えていたが、触診するとその部分と背中の方まで背骨の両側の筋肉な太くスジ張っている。
それがまるでつっかえ棒のよあになっているので、腰を反らせる時などの動作制限の原因になっている。
またガッチリ固まっているので、血流を圧迫し、重だるい原因になっているのであろう。
3,施術
太くスジ張った筋肉を徹底的に緩める。
ギューギュー揉んでは、かえって筋肉が緊張し逆効果になってしまうので、手を添えるような感じで軽く当てがい、呼吸を合わせて緩めていく。
背骨自体にも緊張を感じられたので、同じように呼吸を合わせて緩めていく。
4,結果
数回の施術で腰の重だるさも軽減し、腰を後ろに反らせられるようになった。
これまで腰痛は何回か経験してきたそうだが、今回は重症ではなく、慢性化しないうちに施術できたので、数回で改善したのであろうと思う。
慢性化が進めば進むほど、施術は複雑になり、時間も回数もかかる。お金もかかってくるので結局は放置状態になり、症状の範囲を広がり、悪循環から抜け出せなくなる。