これまで数十年、施術をやってきて、順調に治っていく一つの共通パターンが感じられる。

「焦らない」

必ずしも、施術1回目の終了直後で「おおーー」という効果があるわけではない。慢性化していればしているほど、それは多くはないし、一時的なものだ。

また、こちらも「一度で治そう、効果を上げよう」と思いすぎると、力みが入り、最悪それは事故につながってしまう。だから、焦らないことだ。

通常、2回、3回となるべく施術の間を開けずに連続していくと、徐々に良くなっていく。これが典型例パターンです。

しかし、当然、この次のような方もいます。1回目の施術直後、施術台から立ち上がり、期待したほどの(本人の勝手な幻想)効果がないと、途端に気落ちして「治らない〜」と喚く。あからさまに首をかしげて不信感を態度であらわす。このような状況の中で上手くいったというのは、あまりありません。1,2回で中途半端な形で終わるからです。

人間の体は、事故等の特定の場合を除いて、急に悪くなったり、急に良くなったりは通常ありません。悪くなる前には前兆のようなものがあり、たいていそれは何らかのごまかし行為をして、問題を先送りにしていることが、数年もしくは数ヶ月続いたある日、何かをきっかけにして悪化します。ですから「問題はずっと前からあった慢性状態が急性化した」という方が正確ですね。

施術がうまくいくためには「余裕」が必要なのです。それができないのは本人の責任です。