同じような症状でも人によって、治り方が全く違います。臨床を多く経験しているプロの先生は同じような経験を多くしていることと思います。

問診・検査をやって、ある程度触診し、「あ、これはあの人がこれぐらいで治ったから、この人も同じように治るだろう」と決めてかかると、とんでもない目に遭います。

「あれ、おかしいなぁ~、なんでこんなに治りづらいんだろう?」とだんだん施術が苦しくなってきます。

その逆のパターンもあります。
「これは(時間が)かかるかも?」と思っていると、案外あっさり治ってしまうという場合ですね。

その違いはいろいろありますが、その中で私が一番に挙げたいと思うのは・・・

「良くなっている部分に注目しているか」「痛い部分に注目しているか」です。

治りやすい人は
「だいぶ良くなりました」「ここがラクになりました」「前よりいいです」
治りにくい人は
「痛い」「まだ痛い」「とにかく痛い」

「だいぶ良くなりました」というので、ほとんど治っているんだろうなと思いきや、原因部を確認してみたり、痛みの度数を確認してみると、4割しか良くなっていないにも関わらずです。
このような方の施術はこちら側も気が乗りますね。当然良い方向に進んでいきます。

「痛い」の連発タイプは確認してみると、稼動範囲も触診による痛みの度合いも減っているにも関わらず、「痛い」方しか注目していません。教えてあげても受け入れようとすらしないのです。
当然、モチベーションは下がりますね。
自分の症状を拡大して感じ、見ているので、自分で問題を深刻化させているに等しいのです。

その人の全てを治療家やお医者さんが受け持つことはできません。
しかし、ご本人が注目ポイントを良くなっているところにずらせば、当然良い方向に変わっていくのです。
ここに「努力」というか「労力」を使って欲しいですね。