数日前から紹介している伝説の指圧師、増永先生著「経絡と指圧」には中国古典の解説がたびたび出てきます。

中国古典といえば「易経」「孔子」「老子」「孫子」などが有名どころですが、医療でいれば「素門・霊枢(すもん・れいすう)」「黄帝内経(こうていだいけい)」という書物が有名どころです。

古典と言うだけあって、数年年前からこれまで、多くの人たちに読み継がれてきました。

「易経」とかは今でも多くの経営者やリーダーが読んで指針としているそうです。それだけ含蓄が深いということでもありますね。

 

「素門・霊枢」「黄帝内経」も東洋医学を志すものや携わっている方々は多くの指針を得ているそうです。

ところが、なぜか東洋医学に関しては、「科学的な知識も持たない未開人の妄言」みたいな批判を受けることが多いようですが、私にはそうは思えないですね。

むしろ、「この人たちって、物凄く頭が良かったんじゃない?それと体の感覚も研ぎ澄まされまくっていたんじゃない?」と思うようになりました。なぜなら、数千年前の知恵が現代にもかなり通用するのですが、そのくらいいろんな時代の人たちを助け、頼られ、それが途絶えることなく、「新説が発表されたから、以前の説は間違いであった」なんてこともないのです。

 

そして、東洋医学は「医学だけ」にとどまらず、東洋哲学をバックボーンにしていますから、人間学ともいえます。これも「人間だけ」を対称にしているのではなく、自然や環境、運勢やリズムなどにも応用される、とてもとても奥の深いものです。故に難しいのですけどね。

ひとつひとつの具体的な事象は小さく、細かいことですが、それをまとめあげ、いろんな事象にも、時代が変わっても、あてはめられるように作られた(洗練されたといったほうがいいかも)東洋医学の叡智は、人類の財産ではないかと思うのです。