たまにこういう気づきがある。
「あ、そういうことだったのか・・・」と。
10年以上前、自然形体療法を創始者山田洋先生から教わった。
東京に足繫く通い、手取り足取り教えていただいた(受講料・交通費は中古のベンツが買えるくらいかかった)が、どうにも師匠のようにできない。同じようにやっているのだが・・・
「力を抜くんだ。もっと。手の力も!」「私の手にはそんなに力が入っていないでしょう!」
やはり技術は錬成するもの、育てるものである。
いきなり師匠のようにできたら、苦労しない。
自然形体療法を離れて暫く経つが、なぜか、ふと、無意識に自然形体療法の技をやっていた。
そして「あ、そうか、そういうことだったんだ。これを伝えようとしていたんだ。」と腑に落ちた。
1年後、2年後はもっといろんなことが腑に落ちているに違いない。5年後、10年後はもっと。
楽しみであるが、プロとして当然、そうなっていなければいけない。というプレッシャーもある。