以前、当院の患者さんだった方がご自分の会社の社長さんを紹介してくださった。タイヤ交換をした翌日から首も肩も肩甲骨も痛く、首は横も後ろも向けないということで、その元患者さんが運転して連れてこられた。

4回ぐらいの施術でほとんど良くなったそうだ。

この社長さんのお父さんが、昔、整体(マッサージ?)に行き、ひどく強揉みされるのを見て、それから整体などの手技療法は怖くて行けなかった。というころを元患者さんは後で教えてくれた。

そして「うちの社長ね。先生が揉んでくれなかったからすごく良かった。首も肩も治って、あの先生は本物だ。と言っていたんだよ。」とも教えてくれた。

この社長さんの第1回目の来院、つまり初診時は「施術台に寝るのも痛い」というので、座ったまま施術を行った。施術と言っても大正時代以前からの施術家が行っていた「手当て」である。見た目は単に掌を当て続けているようだが、もちろんこれには種も仕掛けも修練もある。

これで日に日に良くなっていったのである。

シンプル・イズ・ベスト。

身体は自分を治す働き、「いのちのエネルギー」が生まれつき備わっている。それが引き出されたのであろうと思う。このことを西洋では(西洋医学ではない)「イネイト・インテリジェンス」という。つまり洋の東西を問わず、人はいのちのエネルギーを見て取ってきたのだ。