30代 女性 無職

以前から通っている患者さんの娘さんである。

見た感じは普通なのだが、症状はカルテが真っ赤になるほどたくさんの症状をお持ちである。

頭痛、目の疲れ、目の奥の痛み、見えにくい、花粉症(鼻水、めのかゆみ、目やに)、首の張り、のどの張り、顎のずれ、右肩を上げると痛い、歩き疲れると右の股関節と左ひざの裏が張る、両手足のひえ、生理痛、便秘、左すねの痺れ、右足拇指の付け根の痛み、肩こり、背中のはり、右腕の付け根の痛み。

現在、花粉症の症状はないので、これ以外が今の対象である(同時に花粉症の治療にもなっていると思うが)。

ひとつ、ひとつ症状の取れ具合を確認していき、初回で確認できるものはすべて取れた。
翌日の治療の際に聞いたら、便秘もOKとのこと。

体のゆがみも大きく、長年の蓄積もあるので、やはり5回目ぐらいまでは一進一退を繰り返した。
治療後のだるさもあったらしい(このダルさはからだが治しにはいっているためである。つまり休ませようとしている反応)。

それも1週間も治療を続けているとだんだんダルさもなくなり、症状の戻りも少なくなった。
昨日から、生理が始まっているのに、生理痛もほとんど感じられない。

症状は以前の半分以下に収まっている。

あれだけの年月、あれだけの症状を抱えてきて、さぞ辛かったことだろう。

1回目の治療が終わって、からだがスッキリしたと目を丸くしながら、母親に「病院ではここまでしてくれなかった」と小さな声で耳打ちしていたのをまだ鮮明に覚えている。

両手足の冷えも「記憶にあるときからずっと冷たかったのが当たり前で、こんなにポカポカしているのは生まれて初めてだと思う」と言っていた。

現在、順調に回復に向かっている。
完全に回復するのはもう少しかかると思うが、本人も母親も私についてきてくれているので、私もより気が入る。

ひどければひどいほど、体を治すのは大変である。
しかし、そこは患者さんに踏ん張ってもらわないといけない。

そこをあきらめずに踏ん張れるかどうかで回復具合に差も出てくる。

この患者さんはきっと大丈夫だろうと思う。