人間の身体は不思議なものです。
施術していていつも思います。

水産加工会社に勤める60代女性のOさんもそうでした。

この方は今年1月当初、片足を引きずるようにして、ご主人の運転で来院されました。

「車の運転はされないのですか?」
「しますが、脚が痛くて不安なので・・・」

股関節の他にもショーグレン症候群という病気もあり、他にもあります。
さらに年中ほとんど休みなしで、しかも家事炊事のため、朝3時か4時ごろに起床し、日々身体を酷使されています。
難しそうだなと思いながらも、問診し、検査し、身体の状況を説明し、約3ヶ月週3回の治療の継続が必要である見込みを説明しました。

この方は「それでお願いします」とまじめに通院されました。

はじめの3週間ぐらいは少し、よくなった感じがあったぐらいでしたが、それをすぎたあたりから、大幅に改善しました。
自分で運転できるようになり、表情も明るくなり、平坦なところは普通に歩けるようになりました。
まだ、階段の上り下り、お風呂に入ったり上がったりするときはきついそうです。

しかし、その後はまた一進一退状態でしたが、2ヶ月を過ぎたあたりから、また急に良くなりだし、階段もお風呂もらくなったそうです。
見込みの3ヶ月になるころには普段の生活も仕事も難なくできるようになりました。
身体のゆがみも大幅に改善されました。

私も患者さんも施術のたびに目に見えて改善するものだという思い込みと、期待があります。
しかし、それと身体の反応が違う場合が多々あります。
停滞期があるのですね。

慢性的に身体が悪くなっている場合は、早く治そうと思っても身体がついてきません。
数回で治ったかのようになることがありますが、身体はまだ不安定です。
やはり目安としては年齢にもよりますが、最低3ヶ月以上の長期的パターンで「あせらずゆっくりと」という気持ちで身体と向き合うことによって、結果は一時的ではなく安定したものになっていきます。
特に50代後半以降の方はその傾向があります。